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実現した。
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そう。
STEED600改は、健在だ。


【ハーレーダビッドソン争奪戦】
1月上旬のある日。

昼休みのチャイムが鳴り、私はインターネットサーフィンを開始した。


バイクがほしい。
もっと速くて、SO-CALな小型の単車。

『スポーツスターカスタム 中古』と検索。

引っかかったのは岐阜県のカスタムショップ『FINESTYLE』

マシンを見た。
ハーレーのチョッパーだ。

唾を呑んだ。

理想だ。

カッコいい。とにかくカッコいい。

値段は破格だった。
即決である。

私は授業が終わると、生徒の質問もそこそこに
2号機アドレスV50をかっ飛ばして家に帰った。

「先生は今忙しいのだ!!」

パワーポイント?
教科書見とけ!!

仮定法過去完了??
参考書暗記しとけ!!!


すぐさま電話をする。

「XL883改1200が気になるんですが」

FINESTYLE代表
『実は…いま他のお客様とも商談中でして…ほかに2名ほど』


私は焦った。

今見逃してしまったら次はいつになるだろうか。
妥協でSR?
いや!

俺は単車だけはこだわりたい。

1分考えた。熟考した。

答えは決まってる!


「俺はあいつが欲しい。売ってください。
もういてもたってもいられんのです。今決めました。通販できますか!
YESorNO!!!」


熱意が通じたのだろう(違)。
FINESTYLE代表の河瀬氏は
私の訪問を受け入れた。

「日曜日必ず行きます。買いに」

果たして争奪戦は、幕を閉じた。
私は勝ったのだ。

『ハーレーは勢い』そんな言葉があるが、その通りだ。

私は勢いでフルローンを組んだ。5年!!!


今日は納車日だ。
天気は雨。

気温は4度。
あまりにも寒かったので、帰りは管理人御用達の店「ワークマン」で
足用カイロと、インナー手袋を購入した。
おかげで雨なのに終始笑顔、余裕のよっちゃんである。

それから、参考までに
ワークマンは見える位置にお客様トイレがないが、
「トイレありますか」と聞くと、ちゃんと出してくれる。

なぜそのような特別な待遇を私にしたのかというと、
それは私が大のお得意様だからである(大違)。

ワークマンには本当にお世話になってます。


帰りでは、関ヶ原でダッサいドリフト族みたいなやつが、私にバトルを挑んできた
私は「大型2輪をナメるな」とばかりに、巧みな高速ギアチェンジ&ド派手なウイリーをかまし(嘘つけ!)、
全戦全勝を勝ち取った(意味不明)。
ちなみにすべて3速以内で勝利した(やはり意味不明)。

3速で100km。
なるほどこういうことか。


スポーツスター1200。
めっちゃ速い!!!

こいつはいわばジェット機だ。
ちょっと走ると前にぶつかりそうで恐怖すら感じる。

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改付き車検証。
公認改造車である。
ちなみに滋賀ナンバーは初めてである。
(以前は、八王子、尾張小牧だった)

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店の前で撮った写真。
また後日、詳細を発表したい。


さてあのSTEEDがなぜ、まだ私のもとにあるのだろう。

正確には、もう私のものではない。



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私は、この単車を弟に売った。
金を取った。

本当ならタダでくれてやってもよかった。
でもやらない。
なぜか。


これを読んでくれているあなたに聞こう。

自分のバイクを所有するって、どういうことだと思う?

人間は、タダでもらったものに対して粗末にする生き物だ。

しかし自分が苦労してやっと得たものに対しては、きっと大事にする。

私が弟に伝えたかったこと。

お前のバイクは、お前自身が一生懸命働いて得た金で買え。
自己の労苦でもって、お前のバイクを維持していけ。

自分の必死の労働で得たバイクなら、きっと大事にする。

保険、税金、車検、消耗品・・・
バイクに乗るのも大変

しかしバイクを持つということは、そういうことなのだ。


いろいろ不満があった。

でも私にとってはかけがえのない単車だった。
たくさんの思い出を刻んできた。
ずっと大事にしてほしい。

だから金を取った。

弟は毎日、夜中から馬の世話と調教で一日を終える。
動物相手だから休みもない。月3回あればいいほうだ。
父の姿も見てきたから、きっと大変な仕事だろうと思う。

しかしその労苦で得たバイクはきっと、
彼の中で宝となり、かけがえのない相棒となるだろう。

私は領収書を発行し、自分の持ちたるすべての労力を使って
STEEDを整備した。
それがあいつに対する礼儀だから。


今日は鍵を、新たな所有者に渡した。

もうあいつは俺のバイクじゃない。

今後一切、指一本触れない。
弟のバイクだから。


STEEDをよろしく頼む。



もう一度言う。


あいつはもう俺のバイクじゃない。

                    ~おわり~


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次回、管理人のトランスポーターこと
「黒いトラック」について語る。
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2年あまりの短期間でしたが、STEED600改は売却しました。
彼は新たなオーナーのもとで、また新たな人生を歩むことになります。
詳細については来月話します。

さて、経済的な問題で管理人はバイクを降りようとしました。
実は結構真剣にそのような方向に向かっていたのですが、
本来の自分とは何なのか、何でバイクに乗っているのか、このサイトを続けてきた理由は…
などといろいろ悩んだ結果、
乗り換えを決断しました。
何の後悔もなく。

管理人は異種スタイルのバイクに移行します。
「俺は昔バイク乗りだった」という人はゴロゴロいます。

私の好きなスラングにこういう言葉があります。

「SO MANY BIKES
 SO FEW BIKERS」

世の中にはバイクはたくさんあるが
バイカーはほんの僅かしかいない


私の意見を言うなら

『バイカーだった』という言葉は有り得ない訳で、
『今』バイカーであることに意味があります。


降りてしまえばそれまで。
バイカーであることが、自分なんです。


もうモノクロで写真は公開していますが、(『こいつは…!』参照)
たぶん大体の人はわかると思います。
納車は来週末。
雪道を越えて、新たな相棒を迎えに行きます。

なかなか更新できていませんが、話題はたくさんあります。
できれば週一回は書いていきたい。

来週を期待していてください。

      ~Support Your Local改 2月始動~


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4号機 2月上旬始動!!!

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…昨日『筆者』と称する謎の人物
意味不明なひとりごとをつぶやいていたが、あれは一体なんだったのだろうか(笑)。
このブログには謎が多いな。
このブログの作者は何人いるんだと、私は問いたい。
誰に?


では今日は真の管理人『滋賀バイカー』が久々にバイク日記を書こう。
いつの間にか53000HIT達成!
ありがとうございます。
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最近2号機の原付アドレスV50に、ホットグリップを装着した。
これはものすごい。
おかげでクソ寒い滋賀の冬も、コイツのおかげで快適に乗り越えられる。
私は感動してしまった。
次のバイクにも是非導入しよう。

スズキアドレスV50にホットグリップを付けようと考えている人に、重大なことをお伝えしたい。
当該車種は、巻きタイプのホットグリップしか付けられない。
なので、間違えてデイトナの普通のスクーター用ホットグリップは買わないようにしましょう。
巻きタイプを買ってください。


面倒なので2りんかんでつけてもらった。
本体価格が6000円なのに、工賃がそれを上回る8000円と、目ん玉が飛び出そうになったが
この面倒と手間、そして外を見ればこの寒空(滋賀県は本当に寒い地域なのだ)。
軟弱だと笑ってくれ私は情けなくもプロメカニックに依頼した。
プロメカニックも大苦戦、スクーターはやはりいじりにくいのだ。
所要時間1時間以上。プロでも、である。

【管理人の自動2輪車遍歴】
※1号機:シャドースラッシャー改 スカイハイバーロングフォーク仕様(東大阪Dクラブで売却)
 2号機:アドレスv50 買い物用前かご付き、ホットグリップ防寒仕様(現在大活躍中、エース的存在)
 3号機:スティード600改 フレーム改造車検合格 カスタムバーニング4度以上掲載経験あり(一応現役)



滋賀は11~3月にかけては晴れることがない。
琵琶湖があり、周りは山々に囲まれているせいなのかわからないが
とにかく、冬は日光が出ないためかなり冷え込む。

今日も予想通りの曇り。
しかし次の休みは2,3週間後になるので曇りだが、バイクに乗った。

目的はオイル交換。
自分でもやってみたが、これは2りんかんに依頼するほうが早いし安い。

DSCF4253.jpg
我がマシンに火を入れる。

1回、2回、何度やってもかからない。
当然だ。私は昨年10月の淡路島以来、コイツに乗って出かけた記憶がない。

チョークレバーを全開し、アイドリングを過剰に上げ
強制的にエンジンを起こす。

起きろ。

起きろ!!!!


ドッド…

ドガガガ…プスップス…

ドッドッドッドッド…


ドパパパパァン!!!!!


けたたましい爆音をたて
コイツは不機嫌そうに動き出した。

『おうお前か。俺のオーナー。
 バイカー?オーナーだな』


なんだかコイツはそう言っているような気がした。

気がした。

気がした…

私はぼうっとしながら
暖機をした。

もうそろそろかな…

膝より低い座席に乗る。
鉄のアクセルを握る。

冷たい。

1,2,3,4速。
4速、4速。
それ以上は、ない。
でも結構速い。これが600か。

対向車から視線を感じる。
信号に引っかかってもそれは続く。

『見ろ!
 これが国産のチョッパーだ!!』


コイツはまたそんなことを言ってるようだ。
私もコイツの形は好きだ。
そして何よりまたがったときの乗車姿勢がたまらない。

他の車種とは明らかに違う。

ガツン!ガツン!!
段差を越えるたびに、みぞおちにパンチを食らうかのような衝撃を感じる。
それは時によっては吐き気をも呼び起こす。

最後のリジッドショックを食らうと
目的地に着いた。
すごく近いんだが。
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ものの15分で作業は終了した。

しかし気になることがある。
信号などで止まる際、私は普段ブレーキをかけずギアをニュートラルにし
自然停止させる。

しかし今日は不安だ。
ギアを下げていくと、またアクセルを離すと
エンジンが止まってしまう。

バッテリーの電圧試験をしたが異常なし。
いったいどこが原因なのだ。

帰りもそれは起こった。

なぜとまる?
暖機はしっかりしたのに。


オイルは真っ黒だった。
メカニックも驚いていたぐらいやばかったらしい。
10ヶ月は換えてないな・・・

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プラグもついでに交換した。

DSCF4259.jpg
真黒である。
こんなに放置してきたのか。

おれ乗る気あるの?
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今日はカスタムショップへ行き
次号機の相談をしたかった。
だがついに雨が本降りとなり計画はまた来月以降になるだろう。

SR500、XS650、XL1200。
三重のグラベルクルー。
滋賀のToolbox。
近所のHAMANS CHOP SHOP。

私はまだ悩んでいる。
今のSTEED600について。

『お前乗る気ないだろ?
 さっさと手放せよ。他のバイクで遊んどけ、オーナー』

コイツは呆れているのかもしれない。
だから変なタイミングで止まったりするのかもな。


私はこれでもバイカーと言えるのだろうか。
今のバイクを心から好きになれないのに
バイカーといっていいのか。

オーナー?

いや…

                     ~おわり~

テーマ : ツーリングレポート - ジャンル : 車・バイク

 
そんなわけで、村山は反省文の書き直しを命ぜられた。

腹が立つがここで奴らの機嫌を取っておかないといつまでたってもガイキンが解けない。
仕方なく『すみませんでした』と反省文『改』を書き、提出した。
いやさせられた。

腹の底ではどう思おうが、口では何とでもいえる。
ましてや村山の得意な作文に関しては、それは簡単な作業であった。

なぜ自衛隊の若者は、上官の機嫌を取るのか。
なぜ自分の意見を言えないのか。

言おう。


それは
長年自衛隊にいる連中のほとんどは
自分の考えを強要するからだ。
それがたとえ間違っていたとしても奴らは認めない。絶対認めない。

自分の意見が否定されることが怖くて仕方ないのだ。
自分だけが正しいと思っている。



これが『ザ・ジエイカン』なのだ。

わかる人にはわかるでしょう。特に元自の人。

空曹はルールを破ってもOK!
幹部は何をやってもOK!!
空士はもちろんOUT!!!

村山は怖かった。
ここに長くいることで、自分も将来こんなクレイジー隊員に変化してしまうかもしれない。

俺はクレイジーでも、クレイジー隊員だけにはなりたかァない。
ザ・ジエイカンなんてまっぴらごめんだ。



9月9日(水)の正午。
エンペラーの攻撃が始まった。

『全隊員に連絡する。
 緊急の情報保全対策会議を実施する。
 隊員は1230(I)、指揮所に集合せよ。以上』


ついに始まったか。

隊員はまだ知らないらしい。
村山が事件の渦中にいること。村山がやったこと。

皆『何が始まるんだ』という顔で、飛行指揮所に集まった。



司会者はエンペラー。
エンペラーは突然拳を突き上げ、甲高い声で叫んだ。

『ぼくちゃんはいまひじょうにおこっているのだ。ぼくちゃんのたいのなかで、はんぎゃくしゃがあらわれた。
 じょせいじえいかんのひはんをし、しかもきわどいしゃしんをぼくちゃんにむだんでねっとじょうにながしたわるい やつだ。
 みんなぼくちゃんにちからをかちてくれ。みんなでいっちょにわるいやつをはいじょつるのだ。
 みんなでちからをあわせようや。ぼくちゃんはいまものすごくきげんがわるいのだ。
 ちなみにぼくちゃんはじょせいじえいかんはだいすきだ。おっぱいのおっきいじょせいじえいかんはもっとすきだ
 だからこそぼくちゃんは、じょせいじえいかんをわるくゆうやつがゆるせないのだ。
 いいかみんな。ぼくちゃんがにゅうたいしたときはなぁ…∞』


・・・・・・




『ということだ。
 御覧のとおりエンペラー様は今たいへんオカンムリでいらっしゃる。
 誰とは言わないが、この中に悪い奴がいる。
 みんなだめだぞ。自衛隊の批判なんかしちゃだめだ!』

と、事前にリハーサルをやったかのようなナイスなタイミングで、将軍はマイクをエンペラーから奪い取った。
司会者交代である(笑)。


しかし将軍の次の言葉は、村山だけでなくそこにいた全隊員を驚かせた。

『いいかお前ら。
「今日の訓練は楽しかった。また行きたいと思った」はどんどん言ってかまわないが、
「今日の訓練は楽しかった。でも自分はもっとこうすればいいと思った」はアウトだからな!!
 お前らよく覚えとけ!!「こう思う」を言った時点でどうなるか…
 上官の許可なしに、自分の意見・思想を公開したものはすぐにクビがとぶぞ!!!
 わかったか!!!!』


一同
『はい!!!!』


これが思想統制である。
このようにして、自衛隊内のいじめやいやがらせはもみ消され、不都合なことは公にされることがないのだ。
都合の悪いことは知らなかったということにする。いじめは見なかったことにする。


小芝居のような会議が終わると、一人の年配の幹部が村山に接近した。

彼が3等空佐 大久保誠司である。

『私はエンペラー様から調査官を拝命した。きょうから君の事情聴取にあたるから、君はありのままを答えてくれ。
 いいかい?』


「…はい」

まためんどくさいのが現れた。
はやく終わりにしろよ。



村山はこのときまだ
神が傍にいることに気付かなかった…


大久保は





大久保は……。

                            ~『筆者は休憩中』へ

テーマ : ひとりごと - ジャンル : 車・バイク

 
あの日母は息子に暴行を加えられた。

深夜だった。
救急で病院に運ばれた母は、検査を受けた。

医師から父に告知があった。
『肋骨が3本折れてます』。

その後の数日については詳しくは話さない。
たぶん書ききれないし、内容も壮絶過ぎるので。

私は、実家にまだ残っていた自分の持ち物をすべて運び終えた。

「もうこの家に来ることはないな」

3日後、兄から連絡があり
母に電話をするようにと言われた。

しなかった。

4日後、母から電話があったが、私は仕事であったため出られなかった。

伝言が入っていた。
「仕事が終わったら電話しいや」

穏やかな口調だった。今までのような怒りの感情は、その声からは感じ取れなかった。

「今日は機嫌がいいのか」


深夜12時、薄汚いボロアパートにつくと
私は母に電話をかけた。

裁判の話かな。
傷害罪やもんな。


・・・・・



『仕事おわったん?』


息子
「忙しかったしな…
 ごめんなさい。あんな目にあわせてしまって」


『日にち薬や。時間がたてば治る。…また正月帰ってきいや』

「もう二度と帰るつもりないわ。ぼくが帰るといつもああいうことになるし。神経質な子供はうっとうしいやろ。
 いつも気ィ遣うのしんどいやろ。だから帰らんほうがいいねん。ぼくは家にいたらあかん人間や」


『そんなに考えることないんちゃう?
 正直、あんたに暴力振るわれた時はショックやった。恨んだで。
 でもな、あんたの気持ちも理解してなかったし
 あんたがどんな思いをして親孝行してきたか考えてなかったお母さんも悪かったと思う。
 ずっとあんたには我慢させてきたもんな。
 兄弟は皆病弱やったし、お父さんは毎日パチンコいってるし、
 小さい頃からあんたにろくにかまってやることもできんかった』


・・・
幼小時代。
昔の父は母にひどい暴力を繰り返してきた。

4歳だった。
私は怖かったのでテーブルの下に隠れていた。


ガツン!!!



驚いて母を見ると、頭からものすごい量の血を流していた。
泣いていた。

父は皿を母の顔面に投げつけたのだ。


今でも母の額には一生消えることのない切り傷がある。
絶対に消えない一生傷である。

父はそれでもパチンコに毎日出かけ、
金がなくなると母を殴り、蹴り、さんざんな目に遭わせた。

だから私がキレる少年と化して母を殴ったとき、父は私に強く叱れなかった。

まさか


まさか自分の息子が
自分と全く同じことをするとは!!




父は苦しんだに違いない。



話は今に戻る。

翌朝、また電話があった。

「今度はまた機嫌が悪くなったか」


違った。


「体が痛くて起きれないので、朝泊まって起こすのを手伝ってほしい」
ということだった。

自分がやったことなので、それに母が心配だったので私は申し訳ないが、
自分の実家に泊まらせていただいた。
あとで宿泊費渡しとくか。

家には母ひとりだけだった。
誰も見ていないのか。

「お父さんは?」

『パチンコ行った』


「だってこんな状態やろ。動けへんのやろ。なんで?」

『昔からそうや。わざと連絡とれんように携帯も家に置いて行ったわ』

私は唖然とした。
母がけがをして起きられないというのに、(私がやったんだが)
今は父がそばにいて安心させてやるのが当然だろう。
まだパチンコに行き続けるのか?しかも電話も置いて行くなんて。

・・・・・
だが母を起こす時に、私はあることに気づいた。

「おれの母親ってこんなに痩せてたかな」


しかも
その日私は衝撃の事実を目の当たりにする。

私は動けない母に、あるお金の振り込みを頼まれた。

カードと何枚もの万札。
これを銀行に行って振り込んでほしいと。

私は黙ってそれを預かり、銀行へと向かった。

そして借金の残高を見たとき、驚いた。



なんやねんこの金額・・・

これ・・・あと何年かかる?!!



私は問うた。母に。何の金か。



学費である。

兄と私を私立大学に。
弟を私立中学、私立高校に行かせるために借りた借金である。

「これ誰が払ってんの?」

私は月々母に金を渡している。
それは大学進学に多額の金がかかったからだ。

だがそれとは別に、母は多額の借金を返していたのだった。
私以外にも、兄も弟も私立の学校へ通った。
当然、兄は兄で、また弟は弟で払っているものと思っていた。

私からしてみれば当たり前である。


しかしそれは甘かった。

いまや私以外誰も
自分にかかった学費を払ってすらいない。


私は思う。
自分にかかったカネぐらい自分で払えやと。

母は中卒である。
父も中卒である。
高校や大学へ行きたかったがいけなかった。

私は行かせてもらった。
だから自分の学費ぐらい自分で返したい。
これは親孝行でも何でもない。



私は後悔した。後悔している。

「親が子供を学校に行かせることぐらい、当り前だろう」
以前はそう思っていた。
しかし
あのカードと、何枚もの万札を見たとき
私は何も言えなかった。言ってはならない。
学校行かせるのは当たり前…そんなこと二度と言えない。

母は、3人のバカ息子の学費を捻出するためあらゆる所から借金をした。
それが返せないから、さらに他から借りてそれを返済にあてていたのだった。
利息は雪だるま状に増えていった。




昨日コインランドリーへ行った。
母の服をたたんだとき、また悲しくなった。

「おれの母親って、こんなボロい服着てたんや…」


母が贅沢をしてる姿を、一度でも見たことがあるか?


なんで今まで気づかなかったのだろう。
俺は今まで何をしてきたのだろう。

自分はちゃんと納めてるから。
それで済ませていた自分が本当に情けなくなった。

自分は好きな洋服を買い、好きなバイクに乗り、結構好き放題やっている。
「だって払うもんはちゃんと払ってるやろ。だから残りは自分の給料で何買おうが勝手やろ」
その考えはもうやめよう。

情けないが兄はもう一切、自分の学費は自分で返さないだろう。

だから私は母に言った。

「3人にかかった学費は、自分が払う。」

『でもあんた以外のもんにもあてたお金やで』

「兄さんはどうせ出す気ないやろ。ぼくが全部払うから」

さすがに3人分を私一人で負担するのは…と思うが
金などあとでどうにでもなるので、気にしていない。
どうせ誰も出さないから(ケチやね~)私が代表しよう。


母が酒でも飲まないとやってられない気持ちもわかる。
母が怒鳴るのもよくわかる。
今は。

どんな苦労をして子どもを育ててきたか。
この年になるまでそれがわからなかったことが、本当に恥ずかしく、悔しい。

3人ともバカ息子で、苦労かけたな…。


母は九州へ帰った。
正月に帰るのは何十年ぶりだろうか。

ろくに帰ってないもんな。
我慢ばっかりさせたな…

本当に悪いことをしてしまった。


子どもが全員アホでも、
何不自由なく、全員の希望する学校までだした。
自分をいつも犠牲にして。



何を言っても親は常に自分の子供のことを考えている。


だから
母は真の『ゴッドマザー』なのである。

お母さん、ありがとう。

                ~ゴッドマザーシリーズ 永久活動停止~


2月、新マシン登場。お楽しみに。

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反省文は、上官の怒りを増幅させた。
要旨はこうである。
『何十年も自衛隊に世話になってる人間は見るなと、何度も言ってるはずだ。不快な気分になるに決まってるのに、それでも見るのはアホだろう。あんたらみたいなザ・ジエイカンが来るところではない。
人のブログにあんたらがとやかく言うな。これはあんたらの公式サイトか?あんたらを擁護し、満足させるための記事だけを書けというのか?
なぜあんたらは、そこまで人の思想を統制しようとする?もういい加減あんたらの考えは理解できんぞ』


村山は洗脳室に召喚された。


中山曹長は思った。

こいつは危険だ。
放っておくと大変なことになる。いやもうすでになっているがな(笑)。
こいつは頑固だが、ここにいる以上…なんとしてもこいつの精神をザ・ジエイカンに変革させなければ。

目指せザ・ジエイカンだな。

『反省文を読んだ。
全く反省してないだろ…将軍様ももちろんだが、エンペラー様もお怒りだぞ。
ワシも人を見る目がなかったようだ。昇任試験にはお前を一番に推そうと思ってやってきたのに』



村山はしかしそこは素直に、自分を信頼し、一番に昇任させようと尽力した上官に申し訳ないと感じた。

だが村山は反省文でも暴露した。
『営内生活の本当の姿を、あんたは知ってるか?あんたらの見てないところで、空曹連中が何やってるか、知らんのか?』


何が言いたいか。
それは曹長たるものが長年営内に住んでいながら、なぜその実態を知らないのか。また知ろうとしないのか。
ただ基地に住んでるだけが曹長の任務なのか。
営内生活の真実を知らずして、営内とは…を語る曹長。

村山にはバカバカしく思えてならなかった。
「お前何してんねん。何のために営内に住んでんねん。空曹のやつらが営内で何やってるか、まだ知らんのか?」


村山は中山曹長の第一次洗脳教育を忍耐した。
その後、将軍による第二次洗脳教育にも進んだが、攻略法は『我慢あるのみ』である。

内容はいつも同じ。
「自衛隊を批判するな。お前もザ・ジエイカンになれ」であった。


長時間に及ぶ拷問。
そして本日の洗脳教育もようやく終わったかと思いきや、
今度は第3ステージ『エンペラー面接』への進出を余儀なくされた。


こいつは強敵だ。
ザ・ジエイカンの極みである。

最後のボス・エンペラーを倒す自信は
村山には、なかった。


村山は、『エンペラー・ホール』に強制連行された。


ラスボス・エンペラーが腕組みをしながら村山を睨みつけている。

エンペラー
『あなた…反省してないよねえ?』


村山
「はい」


『自分のしたこと、わかってる?
 君は現役隊員でありながら、女性隊員の批判や、他の隊員の誹謗中傷をしている』



「(ジャイ子のことか。だってあいつやりすぎやろ。おれもやりすぎやけど(笑))」


『しかもなんだねあのへんてこなバイクは。あんなもの自衛官が乗っていいと思ってんの?
 だいたい改造って悪いことでしょ?公務員が改造なんかして、国民はどう思うだろう。
 我が国は滅びてしまう。国民の負託に応えるものがあんなへんてこりんバイクに乗ってるようじゃ
 わが国ももうおわりだよ?




 オーマイガー!!!!』
とエンペラーは禿げた頭を抱えながら叫んだ。

村山は驚いた。
(そこ?自衛官はカスタム禁止なんや。しらんかったな(笑))

エンペラーは先人が築き上げてきたカスタム・カルチャーを踏みにじった。
ずーっと基地内しか知らんザ・ジエイカンには対応しきれんな。
ちょっと道路走ってみろや、チョッパーなんてごろごろいるやろ。


村山は疲れ切っていた。

                  ~9月9日 調査官大久保 へつづく~

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