上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
 
村山はブログをやっていた。
当初は彼が人生の一部、いや大部分だと語るバイクのツーリングレポートを中心にやっていたが、
三重県青山高原のツーリングで、たまたま笠○山分屯基地を発見する。
ここはレーダーサイトである。
まだ日本本土にあるだけましだが、レーダーサイトと言えば、頭のイカれたクレイジー隊員が多いことで有名である。
部隊長や上官の一存(というよりも機嫌)で、車・バイク等の移動手段は若者には禁止されている。
「おまえら新兵だろ、はやく仕事覚えろや。移動手段なぞお前らには5年早い。
 まずは仕事を覚えてから車の購入を申請しろや」

という考えである。今のこのご時世に?
若者と言っても25,6の成年男子にまでそんなしきたりを強要する自衛隊はいかがなものか。
いかがなものか、というより



おかしいやろ

頭が。



しかもそんなへき地には電車やバスなどあるはずもない。なら外に出られない。
刑務所みたいなものだ。
部屋には必ずいやな先輩がいるし、仕切りも全くない。
先輩連中は好き勝手やっている。
新兵たちは小間使いにされ、くだらぬ酒にむりやり付き合わされる。
24時間拘束されているので、先輩の誘いを断ることはできない。
逃げ場のない営内では、常に監視されているからだ。

大嫌いな先輩のまずい酒を飲まされ、おべんちゃらをつかって酒をついでやる。

おべんちゃら・・・

自衛隊に長くいる隊員は確実におべんちゃらがうまい。

理不尽きわまる上下関係。
そんな中で鍛えられるのは体力でも知力でもなく、根性でもない。
おべんちゃらである。

後輩には感情むき出しで八つ当たりし、
先輩にはヘコヘコ媚びへつらう。
そんな連中が昇任していくのが、自衛隊である。


それに営内では24時間顔を合わせるわけだからストレスも半端ではない。


村山の同期にも新兵の訓練を修了した後、
レーダーサイトに飛ばされた者がいる。九州の海○島、青森の車○、沖縄の○納。

皆、見事に鬱(うつ)になった。

参考記事→『青山高原ツーリング』

そんな話をきいた村山が考えたことは。


「この過酷な営内生活を!
 その理不尽きわまる営内生活の実態を暴け!
 そしてその営内たるものの存在意義を、世間に問うてやる」




『暴け!!営内生活の実態!!!』と銘打ったシリーズものの記事は反響を呼んだ。

村山はその姉妹作品として、今度は
『叩け!!女性自衛官!!!』という記事を書いた。

これは小!中!!高!!!と学生時代全くもてなかった女性が、
自衛隊に入った途端急にモテだし、
あろうことか「自分は本当はもてる女だったのだ」とんでもない勘違いに至ってしまう過程を風刺した作品であった。
過激な表現であったため、ある程度の反論は予想したが、
不思議とまったく反対意見は来なかった。
それどころか、「同じ経験をしました」、「よくわかります」などの意見が多数であった。
あんなブスがなぜもてるのか?
性格まで最悪なのに、なにゆえに?!

村山は疑問を世間にぶつけた形であった。

大ヒットを感じた村山は、続編編集に取り掛かっていた。

そんな矢先に・・・・

ブログが職場に発覚する。

アクセスログを調査した。
何者かによって、2ちゃんねるにその記事が貼りだされていたことがわかった。
アクセスした時間は1238(I)。
職場から電話がかかってきたのはその30分後であった。



その夜。

『自衛隊に関する記事を全て消せ』

将軍は凄んだ。
『あんなことを現役隊員がかんがえているなんて、とんでもない。
 お前は思想犯だ。すべて抹消しろ』




『自衛隊に関する記事を全て消せ』・・・・
そう、これは
押入れの奥に隠してあった秘伝のエロDVDが彼女に発覚し、
それを全てブックオフに売れと言われた時の、あの心境
である。
読者には同様の経験をしたことが、おありではなかろうか。


そして間髪入れず、中山曹長は
『お前自衛官だろ?!お前がやってることは自分の組織を批判してるってことだぞ!』
と怒鳴りつけた。


『これから貴様を漫画喫茶[ヤマンバ]まで強制連行する。
 ワシの立会いのもと、自衛隊記事を全部消すのだ。わかったか。』


そして最後にこう付け加えた。
『貴様にはもう普段の仕事はさせない。信用ならんからな。
 当分はガイキンだ。反省文を書いてこい。あれだけ達者に文章が書けるんだったら、できるだろ』

ガイキン、外出禁止。正当な理由も示すことなく外出禁止を命ずる曹長。
このガイキンは自衛隊では当り前のように行われているが、自衛隊法のどこを見てもそんな規則は存在しない。災害も起きてない。ましてや戦争状態でもないのに?気分でガイキン?

規則で動くといわれる自衛隊は、実際は上官の気分なのだ。
上官の気に入らない行動をしたものは外出禁止。
規則もくそもない。
規則もクソもヘッタクレもあるか!!!
全部こいつらの気分次第やろが!!!


村山のストレスは最高潮に達した。

・・・・・




村山と中山曹長は、無言で基地をでた。
漫画喫茶[ヤマンバ]へ。
自衛隊記事を消すために。


満喫の狭ッ苦しい個室に、
25歳の士長と48歳の曹長が同席するのは
何とも異様な光景である。


アクセス数をみて驚いた。
P1000091.jpg
普段100~200ほどのヒット数の中で、
突然659という数字が出てきた。愛知県が突出している。
原因は職場の人間である。

「今から消します。暗号がありますから、見ないでください」
『見ねえよ』


・・・・・

「はい消しました。
 その目で確認してください」

『おう、確かに消したな。了解。
 帰るぞ。お前は基地から出てはならんからな。』




・・・実はこのとき村山は、曹長が目をそらした隙に『ある工作』をした。
この『ある工作』がのちに、事態を急展開させることになる。


                    監禁生活開始につづく
スポンサーサイト

テーマ : ひとりごと - ジャンル : 車・バイク

 

<< NACKLE バックパック | Home | 9月4日(金) ブログ発覚 >>


 BLOG TOP 


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。