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オレはナミをまた食事に誘った。

今日は…違う。

仕事が終わったのが夜の10時過ぎ。
あんまり遅くなるのも悪いから近くのファミレスにした。


オレはナミを迎えに行った。

女というものは・・・

仕事とプライベートでは全く顔が違う。


オレはマジにナミを単なる後輩ではなく、『女』として見ていた。
普段は気付かない、いつもと違うナミ。

今日の香水は、特に好みだ。
ナミの着てる服も、髪も、メイクも、すべてオレは気に入った。

ナミの綺麗な脚を見てると、エロいことを想像してしまうので
オレは見ないようにした。見るな見るな。



「これ、遅くなったけど。受け取って」

『すいません。気を遣ってもらって…』

オレはホワイトデーのために買ったお返しのクッキーを、ナミに渡した。


その日は、ユカリとのデートの話をした。
本物のユカリは最悪だったということも、話した。



でもユカリの告白を断った理由については、詳しく話さなかった。

『あれだけ惚れてたのに~?なんで断ったんですかぁ?』

「あとでまた話すよ。もっと他に理由がある」




「そういえば、彼氏と仲直りした?」

『まあ一応…でもまだいろいろありますよー』

あとはとりとめのない普通の会話をした。


ナミとの会話は・・・楽しかった。
それにナミといる時間は本当にドキドキした。

でもこのコはオレより7つも年下だった。

19歳。
オレは26。


オレは今まで年下に惚れたことは一度もない。
年下の女と付き合いたいと思ったことも、全くない。

なんか『買ってる』様な気がするからだ。



でもオレは、初めて覚える妙な感覚を認めざるを得なかった。




店を出た。

「帰りは、ちょっと遠回りしていい?」

『いいですよー』






「さっきの続き。なんであれだけ言ってた青木さんを断ったと思う?」

『うーん。わかんないなぁ、なんでですかー?』


「じゃあナミちゃんにヒントを出そう。
 カップルが別れる原因って、何がある?」


『ケンカ』

「1.ケンカ。他は?」

『自然消滅』

「2.自然消滅。他は?」

『浮気』

「3.浮気。他」

『遠距離になった』

「4.遠距離。他」

『好きな人ができた』

「……5.好きな人が…できた。他」

『うーん、他に思いつかないです…』

「今言った中に、答えがある」

『エッ?ますます分かんないです!!』



「すごく驚くと思うけど…後で言うよ」

オレはナミの家へ向かった。



それまでの間は何を話していたかよく覚えていない。

ただオレは緊張していたことだけは、覚えている。
ナミにどうしても言わなければならないことが、ある。

これを言うまでは帰れない。帰せない。帰さない。




「ナミちゃん、ちょっとあと5分だけしゃべっていかない?」


『ハイ…』

オレは閉店後の真っ暗なスーパーの駐車場へ入った。

車を停めた。



「すごく驚くかもしれないけど、『理由』を話すよ」

『…何ですか?』





「好きな人ができた」

『エッ…!!』



ユカリではなく、他の女に惚れてしまったという意味。


「ナミちゃんの知ってるコだよ」

『エッ誰なんですか?』

オレはしばらく黙った。



『職場の人?』

「うん」

『誰?詩織ちゃん?』

「違う」

『佳苗ちゃん』

「違う」

『尚美ちゃん』

「違う」

『・・・もういません』



「…何が言いたいか、分かる?」



『・・・』



「他に誰がいる?」




『いません…』







「いる」



『・・・』






「ここに」


『エッ!エッ!!!
 ちょっと意味が分かんないんですけど…』




「あのさー…」











「彼氏と別れて」

                   ~最終話へ続く~
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