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『あたしのコト…今もスキ?』

その問いに、オレは答えない。

まだ…

まだ。


オレは適当に話題を変えた。
こういうとき、バイクなら助かる。

排気音がやかましい。
聞こえないフリをする。

話がもたない?

バイクなら大丈夫。

退屈させたくない?

バイクなら大丈夫。

自分らしさを出したい?

バイクなら大丈夫。



なぜ。

それがオレだから。
バイカーたる自分が、本物のオレだ。



いつもと違う?

いやこれがオレだ。




ナミは2回は聞かなかった。

どういうつもりで、オレにそんなことを聞いたのだろう。

今日は…

ナミからだ。

恋の神さんがくれた、ラストチャンス。
バイクの神様がくれた…ラストチャンス。


『イケそうか』
コイツはそう言ってる。

ガオン!!ガオン!!!
ズドドドドドドド!!!!!・・・・・・・

オレはアクセルで答える。
「ああ!イケそうだ」








オレの後ろにナミが乗ってる。


オレの体にナミが抱きついてる。


興奮した。
すごく…興奮した。




……オレはオレに、いつもこう言い聞かせる。


3回目のデートがあったなら、

イケる。



1、オレから
2、オレから

3、ナミから

今日・・・






今日!!!!!




勘違い?
上等上等!


・・・・・





距離はないけど
すごく長い時間に感じた。


ナミの予約してくれた店に、着いた。


オレは神経質だ。
相手がどう思ってんのか、異常なくらい気になるし、気になりだすと止まらない。
だから絶対聞く。

「怖くなかった?大丈夫だった?」

『怖くなかったですよ。
 でもなんか…』




「なんか…そのあとは?」






『ドキドキした…』

ああああああ!!!!!
ヤバい!!ヤバすぎるコレは!!!!
このコ可愛すぎるぞー!!!!


と、内心オレは思った。

「何それ?
 ナミちゃんは男心をくすぐるよなー。
 ありがとう。オレもちょっと…トキメいたぞ?」


なんて冗談ぽく言ってみる。
冷静きわまる表情で。


ナミは笑ってくれた。
オレは
しょーもない冗談をよく言うが、いつもナミは笑ってくれる。

オレが無口だったり、元気がないとき、ナミは必ずオレの気持ちを察してくれる。
『何かあったんですか?
 聞くことぐらいしかできないですけど…
 あたしにできることならなんでも言って下さいね!』


そんなナミが…好きだ。



・・・・・・




オレは店のドアを開けようとした。




『ストップ!!!』



「ビックリした!
 どうしたのいきなり」




『ヒデハルさんにお願いがあるんですけど~』


「何」



『…えっと、、、
 あの…あのー・・・・・』



「早く言えよ」










『ヒデハルくんって…呼んでイイ?』




ナミが近いような気がした。

・・・気がした。


                   ~第15話へ続く~
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