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午前2時。



母に起こされる。

ただ事でないことはすぐにわかった。








「ミルクが…!」







「ミルクが





死んだ

ウソや!!!!!!

一気に目が覚めた
階段を駆け降りた

頭の中が真っ白だった



父がミルクのそばにいた。

「ミルク起きろ!起きろって!!!!」


・・・・・




今でも信じられない。


昨日まであんなに元気だったのに?
毎日のようにワンワン吠え、飯時になるとそれをよこせとせがむ。


突然だった。
まだあと3年は生きると思っていた。



昨晩。
なぜか夜中までミルクは起きていた。
散歩も異常に長かった。父が行った。
そこに気付くべきだった。
いつも私は鈍感だ。
なんできのうたくさん触ってあげなかったんだ。

私は寝ていた。
まともにミルクを触っていなかった。
仕事で疲れてる早く寝たい

だから後悔ばかりが…


だって今日突然いなくなるなんて誰も考えてなかったし




18年彼女と生活を共にしてきた。
機嫌が悪いと八つ当たりしたこともたくさんある。
人間の都合で散歩をに連れて行かず、トイレを我慢させてしまったこともある。
阪神大震災の時、ミルクが私を起こしてくれたから、家具の下敷きにならなかった。

泣いても詫びても、もうミルクは帰ってこない。

なんであの時あんなことをしてしまったんだろう
なんであんなことをいってしまったんだろう

悲しくて寝られなかった。
枯れるほど…まだ出るのかと思うほど泣いた。

朝。
洗面所にブルーのシートが敷いてある。トイレマット。
老化してちょっと頻尿になったミルクはいつも洗面所でおしっこをしていた。

私は朝それを見るたびに
ここは犬の便所かよ
そんな冷酷な言葉を吐いていた。

朝も早いしいちいちそれを片づけるのが面倒だ。

最近仕事ばかりで一体いつミルクを散歩に連れて行っただろうか

自分のしてきたこと
なんでもっとミルクに優しくしてやれなかったんだろう
そればかり考えていた

母が言った

ミルクにありがとう…やね


それを聞いた私は、また泣けて仕方なかった…

いつか死ぬ時が来る
でもまさか昨日まで元気だったのに突然亡くなるなんて
全く考えていなかった。

ケータイの待ち受けはミルクの写真。
見ると悲しくなるから他の写真にしようと思ったけど、
ケータイに入ってる写真には、ミルクの写真しかなかった。
大好きだったから。


今日も仕事だった。
昼、ちょっと寄り道して家に戻った。
冷たくなったミルクは、今にもまた起きだしそうな感じがした。

ずっと触っていた。
ごめんな ごめん ほんまにごめんな

でも二度とミルクは返事しなかった。

火葬には行けないはずだった仕事のため。


でも・・・





昼の3時。

運送依頼 瀬田の唐橋から御園まで
仕事が入った
御園…

御園!!!!
そのルート!!


そのままペットの火葬場に行ける

ミルクの最期に立ち会える!


私は即座に携帯の電源を切った。
次の仕事を入れられないようにするため
会社との連絡を絶つため

後で怒られればいい

今はミルクの最期にいてやることが大事




「9094、9094応答せよ」
無線には次の依頼が入る

・・・

「9094応答せよ」

・・・

無視。


無視!!!

そんなもん後でどうにでもしてやる


私は仕事をサボって火葬場に向かった。

間に合った。


ミルクの最期。
こんなきれいな死に顔を見たことがない。
最後まで可愛い、本当に心から大好きな愛犬。家族だった。


うちにはもう一匹の犬がいる。チャントという名のシュナウザー。
ミルクの亡骸を見たチャントは、ただそこをうろうろするだけで一体どうしていいかわからない様子だったらしい。
私には、そんなつらい姿を見ることはできなかった。



夜 帰宅した。

ミルクの骨はほとんどすべて残ったらしい。
18歳。人間なら100歳超。
歯も全て残っていた。
老衰。
眠ったまま逝ったらしい。何の苦痛もなく。
本当に安らかな寝顔だった。


ボロボロに泣きながら、母がまた言った。

ミルクは幸せやったなあ・・・
みんなにこんなに愛されて。



うん。

確かにミルクは幸せやったと思う

でも
俺の方はもっと・・・





もっと幸せやったで!!!


ミルクと18年一緒にいられた俺はもっと幸せやった

ありがとうミルク
大好きなミルク
いつまでも幸せにな

DSCF4527.jpg
ミルク 享年18歳
5月31日 永眠









何十年たっても
この悲しみは忘れられないと思う

でもミルクがうちにきてくれて本当に良かったと思う

きっと明日もメソメソしてるけど

今をとにかく頑張るしかないから

ミルク、兄ちゃん頑張るからな!

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コメント

ミルクありがとう。

ありがとう。

ご愁傷さまでした。

今は「あの時あぁすれば良かった」「あの時何故あんな事をしてしまったんだろう」
…と、さまざまな想いが募るばかりでしょうね。
でも大丈夫ですよ。ミルクは恨んだりはしていません。だって誰しも機嫌の良い時
ばかりじゃないですもんね。それが人間ですし、それが家族ですから。

特別扱いは要りません。家族は当たり前に暮らし、当たり前のようにいつも傍に
要るものですから。
ミルクもそれを当然の様に今まで暮らしてきた事を幸せだと知っていますよ。

私も12年程前に最愛の犬を亡くしました。貧乏だった頃には食べ物を分かち、
共に震災に怯え、本当に一心同体でした。
その子を思い出すだけで今でも涙がとまりません。
そんな時にはこの詩を思い出すようにしています。
ご存知かも知れませんが「虹の橋」というものです。
もしかしたら今の気持ちを少しは癒してくれるかもしれませんので
良かったらタイトルで一度検索してみて下さいね。

こんなに愛されてミルクも幸せだと思います。
最期に立ち会えて良かったですね。

弟へ

きっと驚いたことと思う。
でも、前日ミルクと散歩できてよかったな。ほんまに。
お父さんが
「ミルクの最期の目が忘れられへん」さっきそう言ってた。

…なんかすごく家が静かになった。
また帰ってきてチャントを可愛がって欲しい。これでもかっていうぐらいに。

いろいろありがとう。
俺もミルクに心から感謝してる。

KOIZUMIさんへ

本当にありがとうございます。
ミルクはもう虹の橋にいるのかな。
本当にたくさんのものをもらいました。
犬ってこれほど崇高な動物なんだと感じました。

何度もコメントを読み返させて頂きました。
ありがとうございます。

ご隠居さんへ

ありがとうございます。

きっと幸せだったと思います。
何年たっても思い出すたびに泣いてしまいます。
今日も仕事中、ミルクの通っていた動物病院やペットショップを通り過ぎるたびに
涙がこぼれて仕方なかったです。

だってあいつが子犬の時からずっと見てきましたからね。
あの日からもう18年も経つのか…そんなことを考えていました。

こんばんは。

ミルクちゃんとてもいい表情をされてますね。

うちも犬を飼ってますが、もう12歳のお婆ちゃんです。今は元気ですが、いつかは別れの日が来るので今のうちにしっかり愛を注いでやらねばなと改めて思いました。

もうペットと人間という関係でなく犬も家族の一員ですもんね。

ミルクちゃんのご冥福をお祈りします。


VIBeSさんへ

本当にありがとうございます。
カミカゼアタックの冒険パンツは手にいれましたか(笑)?

私にとっては単なる『犬』じゃなかったんです。
それはVIBeSさんも同じだろうと思います。
いついなくなるか本当にわかりません。
だからどうかVIBeSさんも、ワンちゃんを毎日思う存分可愛がってあげてください。毎日です。

ミルクが他界して今日で三日目を迎えました。

すごく家が静かになって、今いるもう一頭の犬も寂しそうにしています。
「うちってこんなに静かやった?」
そんなことを考えてしまうと、また泣けて仕方ありません。

落ち着くまでまだまだ時間はかかりそうです。


そういえば、今日は休みだったので4時間ほどバイクに乗って亀山、鈴鹿まで走りました。
なんとかして気を紛らわせないといけませんからね。
風がすごく気持ちよかったです。やはりバイクはいいですね。
素晴らしい生きがいをもったと思っています。純粋に楽しかったです。

もしかしたら8月は日曜が休みになるかもしれないので、その時は一度VIBeSさんをツーリングに誘ってみたいと考えています。
コメントありがとうございました。

大切な家族が死んでしまうのは本当に、本当に悲しいです。
私も数年前に家族を失いました。私が生まれた時に家族に加わり、17年間いっしょにいました。

余談ですがペットは死ぬと本当に軽くなってしまいます。亡くなった祖父はあんなに重く感じたのに。

人も動物も、忘れないことこそが弔いになると思います。

最後になりましたが、心よりお悔やみ申し上げます。

こんばんは、夜分遅くにすみません。

冒険パンツは・・・まだです。
なにせ金欠で(笑)

お気持ち痛いほど分かります。
ミルクちゃんの分まで、もう一匹のワンちゃんをどうぞ大事にしてあげてください。なんか偉そうにすみません。

今日は絶好のツーリング日和でしたね。うらやましいです!

お誘いありがとうございます!私も是非ご一緒させていただきたいです!
私の方の日程はある程度融通は利くと思いますので、また連絡して下さい。
楽しみにしています。

餅まにあさんへ

> 人も動物も、忘れないことこそが弔いになると思います。>
本当にその通りですね。ありがとうございます。
片時も忘れることはないと思います。

餅まにあさんも17年間共にされたわけですね。
そのお気持ちが、実際に体験した今よくわかります。
ミルクもきっと幸せです。
本当にありがとうございました。

VIBeSさんへ

冒険パンツぼくも欲しいんですよ。
名前はふざけてますが、あのシルエットはめちゃめちゃカッコいいと思います。

コメント二回もありがとうございます。
?をつけたから律義に返してくれたのかな…すみません。。。

ツーリング本当にいつか行きましょうね。
私こそ楽しみにしています。
ありがとうございました。

うちのわんこが燃えてる時、雨が降ってきて、お骨を入れ物に入れて帰ろうとしたら虹が出てきました。

おとんが、ワンコがくれた最後の贈り物やなってちょびっとクサイ事言ってました。

マノさんへ

いつもコメントありがとうございます。
私もそれはきっと『贈り物』だと思います。
それだけ大事にされていたワンちゃんなら、目には見えないですが今もずっとマノさんの家にいるんじゃないでしょうか。


家族を亡くすということは本当につらいですね。
人間の場合は亡くなる前に話が出来ますが、犬は突然ですから…

日曜仕事に行ってる間、家族がミルクの墓を作ってくれました。
きれいな墓です。
ミルクは雨が嫌いだったので、晴れた日に骨を埋めたいと思います。
本当に大切な思い出と、人間として(生き物として)必要なものを与えられ、教えられました。
毎日朝起きたら、また帰ったら必ずミルクにあいさつしています。
ずっと『ありがとう』って思ってます。

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