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「教育隊は楽だったなあ」
そんな声があがることも少なくない。
部隊勤務に就き、上官からの嫌味や人間関係に悩む隊員。

私も部隊で勤務する日々で当然ながら人間関係に悩み、慣れない中日々の仕事に疲れたとき
そう思った。
「教育隊は楽だった」と。

周りは皆同期だからである。
教育隊を卒業し、部隊に配属される。
それはすなわち上官だらけの(上官しかいない)不慣れな職場にとばされるという意味である。
何度も辞めたいと思った。
でも辞めなかったのは、そのとき教育隊での辛かった日々や他部隊で頑張る同期を思い出していたからだと思う。
それに、ひたむきに頑張っていればそのうち必ずそれを認め励ます上司が現れるから。
別にきれいごとを言ってるわけじゃない、事実だ。

教育隊で同じ班だった仲間と、今でも時々連絡をとることがある。
たった4カ月足らずの期間だったが、その内容はここに書いても表現できないくらい、濃かった。
だからあの仲間を忘れたことはないし、忘れないし、忘れないだろう。


教育隊では朝は6時のラッパで起こされる。
その後上半身裸と短パン姿で駆け足(一般社会で言うランニング)をする。
しかも自衛隊体操とかいう変な体操を毎朝やらされた。

『おいお前ら!!!』
突然何を思ったのか、ある班長が駆け足のまま朝礼台に登り、拳を高らかにあげながら叫んだ。

『何を隠そう俺はなあ!!!』

『全国自衛隊体操選手権で2位を勝ち取った男だ!!!!全国2位だぞ!!』

それを聞いた新兵らはみな一様に「おお~!!」とざわめいた。
何の自慢にもならん話である。

何が「何を隠そう」だ(笑)
教育隊には理解に苦しむ人間が本当に多かった(笑)。

自衛隊体操全国2位の班長は
その勢いのまま裸になると、素晴らしい自衛隊体操を展示した。
頭ははげているものの、体操そのものはさすがにうまかった。
自衛隊では手本を見せることを「展示する」という。
この自衛隊体操はラジオ体操のような生ぬるいものではなく、全身をフルに動かす運動であるために
かなり堪えた。
朝っぱらからこの運動は、なかなかハードである。

『ご苦労さん!!すぐに食事に行ったのち、各班長の指示を仰げ』駆け足と自衛隊体操が終わると
班ごとに隊列を組み食堂へ向かう。
「イッチ、イッチ、イッチニー!!」
歩調を合わせ声を出しながら歩く。
どこに行くにも独りで行動してはならない。
風呂も食事も常に団体行動。
単独行動主義の私には、これが慣れるまでつらかった。

                  ~第11話を待たれよ~
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